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もうひとつの『万引き家族』

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公開初日の初回、わざわざ遠方の映画館に観に行った甲斐があった。

観て良かった!

 

きっかけは『岬の兄妹』という響きと添付したヴィジュアルに惹かれて観たくなったのだけど、それは何故か?

小学生の時に読んだあだち充の『みゆき』と大学生の時に観た矢崎仁司の映画『三月のライオン』のイメージが頭の片隅にあったから。

ボクの中ではこの二作品を特別なモノとして位置付けていて、テイストは違えど、同じ匂いを感じ取ったのだ。

簡単なあらすじはHPを読んでもらうとして、ここではちょっとした感想を。

 

正直言うと、最初はいかにもなインディー作品のテイストにちょっと構えて観てしまったところがあったのだけど、主人公の兄妹のキャラクターがしっかりと描かれていたのと、二人が必死に社会の底辺の中で(役所に頼る事なく)生きている姿に心奪われ、当初構えて観ていた姿勢はどこへやら、いつしか前のめりで二人に感情移入してしまってる自分がいた。

二人に対しての感情移入は、身体的なことや生活背景など、それはもう想像力でしか普通に理解出来ないのだけど、二人の演技があまりに素晴らしく、想像力に頼ることなく直接自分の中に入ってくるリアリティとして惹かれたのだと思う。

監督の演出手腕も見事。

ポン・ジュノ監督も指摘しているように、過激なテーマに関わらず(だからこそ)、緻密な計算の上に成り立っている演出だということをボクも感じた。

メジャーでは扱わない題材を!というところから逆算してこの作品が生まれたようなのだが、まさにその発想からのモノづくりの情熱が、良い!痺れる!見習いたい!

 

ラストの余韻が今でも続いている。

あの兄妹は今どうしているだろうか?今でも必死に生きているだろうか?と。

決して万人受けする作品ではないけど、観たら必ずや心揺さぶられると思います!

 

 

 

上記でも触れた『三月のライオン』

現実と非現実の境界線をゆらゆらと不安定に行き来する映像美に惹かれたのでした。

 

矢崎仁司監督の処女作『風たちの午後』

クラウドファンディング

ご興味がある方は是非!

ボクは幸運にも25年くらい前に中野で観ました。

 

| 観た | 23:31 | - | - |