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ノムさん

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発売中の『週刊現代』にて、野村克也さんを密着撮影しています!

 

ノムさん撮影は2回目。

今回は前回のポートレート撮影とは違い、密着撮影をさせてもらうことになっているので、必然的に長時間ノムさんと過ごすことになる。

嬉しさのあまり撮影前からワクワクだった。

 

ノムさんからは野球の見方ばかりでなく、生き方や人生観など、多くのことに影響を受けてきた。

その中でも沙知代夫人との関係性というか、女性観や夫婦についての達観したモノの見方を学んできたように思う。

その沙知代夫人と濃密な夫婦生活を送ってきたノムさんだけど、沙知代夫人亡き今、何を想い日々暮らしているのだろうか?

ボクはそこに興味があった。

詳しくは是非本誌を読んでもらうとして、ここでは撮影に臨む際のボクの心境を。

 

あれだけ濃密な夫婦生活を送ってきたワケだから、沙知代夫人の死は、ノムさんに大きな喪失感と悲しみを背負わせることになるだろうと容易に想像がつく。

だからボクは、あえてノムさんの柔らかな笑顔を撮りたいと思っていた。

撮り下ろしの撮影は神宮外苑の銀杏並木の下で行われたのだけど、ご覧の通りノムさんの柔らかな笑顔を撮ることができたのだった。

大きな声で指示を出し、テキパキと素早い動きで撮影を進めるボクを面白がっての笑顔なのだが、その笑顔が何とも言えないコクがある表情で、今見返してみてもグッときてしまう。

 

その後もノムさん行きつけの鮨屋と沙知代夫人が眠るお墓まで密着させて頂いた。

 

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墓前で沙知代夫人に優しく語りかけるノムさん。

その姿にボクはファインダー越しから熱いものが込み上げてきてしまった。

 

今回の密着を通して、ノムさんの柔らかな人柄に触れ、よりいっそうノムさんのことが好きになった。

沙知代夫人は悲しむかもしれないが、ノムさんにはもっともっと長生きしてもらいたい。

まだまだノムさんの野球評論は聞きたいし、それ以外でもモノの見方など学ぶべきことがたくさんあるのだから。

 

余談だけど、鮨屋では取材を超えた楽しい時間を過ごさせて頂いた。

そこでは主に野球の話をして頂いたのだが、どの話も貴重な話ばかり。

夢のようだった。

時間も深くなり、そろそろというタイミングになったところで、やおらカードを出し支払いを済ませようとするノムさん。

当たり前のようにボクら取材チームを含めた全員分だ。

慌てて編集者が止めて今回は取材の一環なのでと言ったところ、『それは悪いよ』となかなか引き下がらないノムさん。

最後は折れてくれたのだが、最後まで『悪かったね』と言って謝っていたノムさん。

そんな気遣いも実にノムさんらしいなと思った。

 

ノムさん最新著書『ありがとうを言えなくて』

こちらも是非ご覧になって頂きたい一冊!

 

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添付した写真はページ数の都合上、惜しくも紙面に掲載されなかったモノです。

ノムさんの人柄が滲み出た写真でお気に入りだったので、編集部の協力のもと、こちらにアップさせて頂きました。

 

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